介護の仕事は大変なのか
介護のお仕事は、そんなに難しいものではない。
なんといっても、家庭でお年寄りの介護をしている人は、老妻であり嫁であり子である。
つまり国家資格なんか関係なく介護をしているのだから、誰にだってできるのである。
家庭で、寝たきり老人や痴呆性老人を介護している人が
「大変だ、大変だ」
「老人といっしょに家庭が崩壊する」
と泣いているのも本当のことである。
食事・排泄・入浴などの負担の大きい世話を、24時間365日間、休みなく介護しているから、当然に心身ともに疲労する。
しかし、お仕事となれば、8時間なら8時間だけである。
だが、「重い介護を必要とする老人の場合は、やっぱり大変なのでは……?」と思われるかも知れない。
実際に、ベッドに寝たきりの老人の食事、排泄、入浴……、を想像すると、とても大変な感じがする。
だから、鼻からチューブを入れて流動食を流し込んだり、点滴で栄養補給したり、臭いウンチをなくすため
「お見舞いの方へ、食べ物を与えないで下さい」
と動物園のような張り紙をしたり、縛りつけたり……。
この世の地獄が出現するのも、介護がものすごく大変だから…、と心やさしき人々は、ため息をつく。
しかし、ご安心下さい。
寝たきり老人の95%は本当の寝たきりではない
日本の「寝たきり老人」の、おそらく95%は、すぐにでもよっこらしょと起こしてベッドに座らせ、どっこらしょと車椅子に乗せることが可能である。
車椅子に乗せられれば、これはもう、ずっーと介護はラクラクになる。
例えば、ベッドに仰向けに寝ている人に、食物を食べさせるのは、これは大変と思う。
健康な人だって、仰向けで食べるとなると、絶対に「こぼす」「むせ返す」のだから。
しかし、車椅子に座って食べることを、お手伝いするのは、ずっーとラクラク。
車椅子に乗れることは、洋式トイレにも座れるというわけ。
洋式トイレに座っていれば、オシッコが出て、2〜3回繰り返せばウンチも出る。
たったの一日で、不思議や不思議、魔法のように「寝たきり」から「オムツ取り」まで進歩向上する。
かくして簡単ラクラク介護となるのである。
蛇足ながら、介護のお仕事の一番大切なことは、「やさしい心」「他人を思いやる心」と思う。
「ラクする心」ではありませんから。
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