母子生活支援施設
配偶者のない、またはこれに準ずる事情にある女性がさまざまな生活上の問題によってその養育などが十分行えない場合、母子とも入所させて保護し、その自立を精神面と生活面の両方から支援する施設である。
具体的には、夫との離婚や突然の死別、夫による遺棄、夫の行方不明、暴力、ギャンブル狂、アルコール・薬物依存、サラ金地獄などからの避難によって生活の基盤を失ってしまったり、未婚のまま出産して就労できないなどの生活困窮の母子世帯である。
それだけに、入所する母子は幸せな家族関係の中で育った経験に乏しく、精神的にも身体的にも疲れ、不安定になっているケースも珍しくない。
そこで、1世帯当たり最低1室以上の母子室、学習部屋、炊事場、トイレ、静養室、医務室を設ける一方、
近くに保育所などがない場合は保育所に準ずる施設を併設し、就労や保育、健康管理、将来の生活設計について相談・援助する。
また、学童に対して学習や遊びについて指導し、心身の健全な育成と経済的、精神的な自立を図る。
いずれにしても、児童が20歳になると退所しなければならないため、それまでに母子ともしっかりと自立できるよう、児童の進学や母親の就労、住宅の確保についてできる限り支援することが求められる。
就業職種
母子指導員、少年指導員、保育士、調理員、医師、事務職員
母子生活支援施設の求人状況
施設には公立と私立があるが、いずれも近年は急減しているので採用は少ない。
今後も複雑化するばかりの母子家庭問題のなか、生活の場の提供や生活指導の強化、緊急保護の機能の必要性が叫ばれているものの、
増設される見通しはほとんどないので就職は厳しい。
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