3〜4人に一人が高齢者
日本は高齢化社会に突入し、さらに超高齢化社会に向かって突進しつつある。
そんなデーターには、頻繁にお目にかかれる。
世界一の長寿国
平成十年(1998)の平均寿命は、男77歳、女84歳で世界一。
名誉ある世界一の地位は不動のものらしい。
21世紀末まで高齢化社会
国際的に65歳以上を高齢者(または老人)という。
そして、総人口にしめる高齢者の割合を高齢化率という。
平成二十二年(2010)には高齢化率が22%となり世界一となる。
平成二十七年(2015)には高齢化率は25%を越え、その後27〜33%の水準が21世紀の末まで継続する。
つまり、3〜4人に一人が高齢者の時代が続く。
後期高齢者が半数を占める
75歳以上を後期高齢者という。
平成二十二年(2010)には、65歳以上の高齢者2800万人のうち75歳以上が1300万人をしめ、高齢者の46%が後期高齢者となる。
要するに、高齢者の半分は後期高齢者だ。
高齢化の速度が超スピード
国連の定義によると、高齢化率が7%以上を高齢化社会という。
日本は昭和四十五年(1970)に7%を突破して高齢化社会になり、平成六年(1994)には14%になった。
7%から14%へと倍増するのに、フランス105年、スウェーデン85年、イギリスおよびドイツが45年の歳月がかかったが、日本はわずか24年。
厚生労働省は事あるごとに、
「時間が少なかったので老人福祉の施策が間に合わなかった」
と言っているようで、なにやら中学の生徒が
「時間がなかったので、テストの点がとれなかった」
と母親に弁明しているのに似ている。
日本は超高齢化社会に向かって、今すごいスピードで突進している。
逆に、子供の数は激減の一途。
「少子高齢化」の趨勢は100%確実なのだが、世の中には疑り深い人もいる。
「エイズのような強烈な新型ウイルスが大流行して、虚弱な高齢者がコロコロ死亡……、だから高齢者はそんなに増加しないのでは……?」
「現代日本人は食物や大気から大量の化学物質を摂取しているから、その害毒によって老人はハタハタ死亡……寿命が低下するのでは……?」
という風説を時々耳にする。
確か十数年前に、日本人の寿命は今後急速に低下して、人生50年の時代に戻る…、なんて本を、どこかの研究者が発表してベストセラーになったことがある。
こうした風説は完全な誤り。
0−157の食中毒事件のように、新型ウイルスが流行しても、バタバタ死亡するのは免疫力・抵抗力のない子供の方である。
また、化学物質の被害にあうのも、アトピーで分かるように、やはり子供である。
だから、仮に不幸なことが到来しても、ますます「少子高齢化」になるだけである。
どうして、こうした風説がもっともらしく言われるのかが不思議でならない。
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